木にまつわることなら何でも。島田市の大工「IRIE WOOD WORKS」加藤工匠さんを訪ねました

Tomoko
おしゃれ。

 

こんにちは。

先日、整体サロン「utatane」さんを取材させていただいた際、

「取材に応じてくれそうなお知り合いはいませんか?」

と相談したところ、

「友達が金谷で大工をやってるよ」

とご紹介いただきました。

それが今回ご紹介する IRIE WOOD WORKS(アイリーウッドワークス) さんです。

私は関東圏に住んでいた頃、

「一戸建てなんて夢のまた夢」

と思っていました。

ですが、島田市に移住して家を購入することができました。

そんな経験もあって、しまだぐらしでは

「島田市に移住してみませんか?」

という気持ちで地域の魅力を発信しています。

移住を考えるとき、

仕事や子育て環境も大切ですが、

「どんな家に住めるのか」

も大きな要素ですよね。

そこで今回は、金谷で活動する大工さん、

IRIE WOOD WORKSの加藤工匠さんを取材させていただきました。

この記事をオススメする人
・家建てたいなと調べている人
・こだわりの家づくりをしたい人
・じっくり相談しながら家づくりを進めたい方
・木の家に興味がある方
・家具のリメイクをお願いしたい方
・木を使ったものづくりに興味がある方
などなど
ではどうぞ!

IRIE WOOD WORKS(アイリーウッドワークス)について

項目内容
社名IRIE WOOD WORKS(アイリーウッドワークス)
代表加藤 工匠
創業2017年5月
事務所静岡県島田市横岡新田383
作業場静岡県掛川市大野110-1
電話番号090-9196-7931
事業内容一般建築業、家具制作
InstagramInstagram
ホームページホームページ

ホームページを拝見すると、「木が好きなんだなあ」ということが伝わってきます。

天然乾燥の木材や漆喰などの自然素材を使い、土地探しから設計、施工まで一貫して行うスタイル。

「家を建てる」というより、「長く住みたくなる家を一緒につくる」という考え方。

ホームページやInstagramもとてもスタイリッシュで、家づくりに対する想いや世界観が伝わってきます。

ぜひ一度ご覧になってみてください。

ビビりながら取材に向かいました

取材前は、できるだけ取材先の情報を調べてから伺うようにしています。

なんなら先に記事の構成を考え、撮りたい写真もリストアップして、現地では内容の確認をしていただく程度で済むようにしています。

取材先の時間をなるべく奪わないようにしたいからです。

では、なぜ今回ビビっていたのか。

理由はシンプル。

ホームページがおしゃれすぎたから。

ホームページやInstagramを拝見した時の第一印象は、

「大工さん? デザイナーさんじゃなくて?」

でした。

さらにプロフィールを見ると、千葉県で10年間修行をされていたとのこと。

「もしかして業界では有名な方なのでは……」

「え、本当に取材させてもらって大丈夫ですか?」

そんな気持ちもありました。

もう一つ悩んだのが、仕事の幅広さです。

住宅だけでなく、家具製作やリメイク、木工製品、遊具など、実績が本当に多岐にわたるんです。

そのため、

『どこを切り取って記事にしよう?』

という相談も兼ねて、まずはご挨拶と打ち合わせをさせていただくことになりました。

ご縁がつながる作業場

「作業場にお越しください」

とのことで、掛川市にある作業場へ向かいました。

道中には、ホームページにも登場する木材の仕入先 有限会社三浦製材所 があります。

加藤さんが信頼を寄せる製材所で、作業場からもすぐ近くです。

「島田市の大工さんなのに、なぜ作業場は掛川なんですか?」

とお伺いしたところ、いろいろなご縁によるようです。

現在の作業場は、もともと別の大工さんが使っていた場所で、

「できれば次も大工さんに使ってほしい」

という思いがあったとのこと。

また、三浦製材所さんも

「近くにいてくれた方が相談しやすい」

という考えだったそうで、そうしたご縁が重なり、現在の場所に作業場を構えることになったそうです。

木にまつわることなら何でも

おしゃれさの理由

色々お伺いしたいことがあったので、ご挨拶もそこそこに質問ラッシュをしてしまいました。

その中でも、私が一番気になっていたのがホームページとInstagramです。

とにかくおしゃれ。

実は取材前から、

「これ、ご自分で作ったんですか?」

と聞こうと決めていました。

すると、

「ホームページは静岡市の制作会社さんにお願いしました。写真はご縁のあるプロのカメラマンさんが撮ってくれたんです。数日かけて撮影してくれて、全部使っていいよって。数千枚は撮っていると思います」

とのこと。

ですよね!

正直ホッとしました(笑)

実は私もカメラを持って伺ったのですが、ホームページやInstagramの写真を見た後では撮る勇気がなくなってしまったんです。

やっぱりプロでした。

もちろん、ホームページの技術的な部分だけなら私にも何となくわかります。

フェードインしたり、画像をスライドさせたり。

でも、私が「おしゃれだな」と感じたのはそういう部分ではありません。

写真の選び方や配置、余白の使い方、文章の見せ方。

全体として統一された世界観があって、とても素敵だったんです。

取材前の私は、

「もし加藤さんがこれを全部一人で作ったのだとしたら、とんでもない人だぞ……」

と少し身構えていました。

実際には、ホームページ制作や写真撮影にも素敵なご縁があり、その積み重ねが今のIRIE WOOD WORKSの世界観につながっているようでした。

※今回の記事で掲載している写真は、IRIE WOOD WORKSさんのご厚意によりご提供いただいたものを使用しています。素敵なお写真をありがとうございました。

千葉の師匠に弟子入り

もう一つ、どうしても聞いてみたかったことがありました。

プロフィールを見ると、

専門学校卒業後、千葉県にて大工・建築家の阿部昭則氏に師事

と書かれています。

私は建築業界には詳しくありません。

ですが、

「わざわざ島田から千葉へ?」

「そんなに有名な方なの?」

と気になっていました。

そこで率直に聞いてみました。

「なぜ千葉だったんですか?」

すると、

「有名な方ですよ」

とのこと。

加藤さんは学生の頃から阿部さんの仕事に憧れていたそうです。

そして専門学校卒業後、島田から千葉へ向かい、

「弟子にしてください」

とお願いしたそうです。

ところが、返事はまさかの不採用。

遠くから来たので話は聞いてくれたものの、

「どうせ続かないよ」

「近くで修行した方がいい」

と言われてしまったそうです。

普通ならそこで諦めてしまいそうですが、加藤さんは諦めませんでした。

何度も通い、思いを伝え続けたそうです。

すると最後には、

「そこまで言うなら」

「どうせすぐ辞めると思うけどな」

と弟子入りを認めてもらえたのだとか。

そしてその後、約10年間にわたり修行を積み、2017年に地元島田市へ戻ってIRIE WOOD WORKSを立ち上げました。

失礼ながら、この話を聞いて少し納得しました。

ホームページから伝わってくる独特の世界観や、木への強いこだわり。

それは突然生まれたものではなく、若い頃から憧れた師匠のもとへ飛び込み、

長い時間をかけて積み上げてきたものなのだろうなと思いました。

主な事業内容と言っても…

さて。

いろいろと人となりを伺ったところで、本編の構成を考えなければいけません。

そこで、

「どんなお仕事が多いんですか?」

とお聞きしたのですが。

返ってきた答えがこちら。

  • 家具のリメイク
  • 子ども向け木製遊具の製作
  • 北欧風サウナの製作
  • お茶にまつわる機械メーカーからの依頼
  • 注文住宅の設計・施工

……。

いや、どれを書くんですか(笑)

私はてっきり、

「注文住宅を中心にやっています」

というお話になると思っていたのですが、想像以上に幅広い。

ホームページに書かれていた

「木にまつわることなら何でも」

という言葉は、決して大げさではありませんでした。

他の大工さんなら断ってしまうような仕事でも、

「面白そうだからやってみよう」

と受けてきた結果、今の仕事の幅につながっているそうです。

今回はその中から、特に印象に残ったお話をご紹介します。

え、ターントクルの船を作った人なの?

小さなお子さんがいるご家庭なら、一度は行ったことがあるかもしれません。

焼津おもちゃ美術館(ターントクルこども館)

我が家も何度か遊びに行ったことがあります。

そこで加藤さんから見せていただいた写真を見てびっくり。

「あの船、私が作ったんですよ。」

え?

あの船?

ほら。

館内に入ると目に飛び込んでくる、あの大きな木の船です。

Tomoko
えーーー!!!
Tomoko
その仕事、どうやったら依頼が来るんですか???

我が家も何度も遊びに行っていますし、島田・焼津周辺の子育て世帯なら利用したことがある方も多いはず。

まさか、その船を作った方が目の前にいるとは思いませんでした。

サウナも作っちゃう

金谷にある、石畳茶屋 縁 -en-

最近、SNSなどで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

実は、あそこにあるサウナも加藤さんが手掛けたそうです。

あのおしゃれな北欧風サウナです。

「木にまつわることなら何でも」

とは聞いていましたが、

遊具を作ったと思ったら、今度はサウナですか。すごい。

Tomoko
私が大富豪になったら、中庭にサウナをお願いします。
(時期未定)

家具の製作も、リメイクも

例えば、IRIE WOOD WORKSに依頼して一緒に家づくりをしていると、その家に合わせた家具も欲しくなってきたりしますね。
そんな場合にも相談に応じて製作を引き受けてくれるそうです。

なんて贅沢なんでしょう。

既製品を並べるのではなく、その空間に合わせた家具を作ってもらえるわけです。

また、長年使ってきた家具の修復や、傷んだ部分の交換など、リメイクの依頼も受けるそうです。

取材に伺った日も、家具ではありませんでしたが、まな板を製作しているところでした。

一枚板を使った、分厚くて立派なまな板です。

いいなあ。

と思いました。

私はIKEAで買った竹の合板のまな板を長年使っています。

その前は、樹脂なのかプラスチックなのかよく分からない、よく見かける白いまな板でした。

木のまな板は、お手入れは大変です。

カビにも気を付けなければなりません。

でも、使い心地は抜群なんですよね。

私も欲しくなってしまいました。

加藤さんは、

「できるだけ木を無駄にしたくないんです」

というお話をされていました。

国産の大切な木材だからこそ、端材も含めてできる限り活かしたい。

そんな考えから、家具やリメイク、まな板づくりにも取り組んでいるそうです。

なんだか、とても加藤さんらしいなと思いました。

家を建てるのではなく、一緒につくる

それでは、本命の家づくりのお話です。

島田市の大工さんをご紹介いただいたつもりだったのですが、遊具、サウナ、家具、リメイクと、想像以上に幅広いお仕事をされていました。

とはいえ、やはりIRIE WOOD WORKSの中心にあるのは家づくりです。

実は施工事例や家づくりへの想いについては、ホームページにとても丁寧に掲載されています。

ですので、この記事ではホームページに書いてあることをなぞるのではなく、私が実際にお話を聞いて気になったことを書いていこうと思います。

私が一番気になったのは、

「なぜ完成まで2〜3年もかかるのか」

ということでした。

家を建てたことがある方ならわかると思いますが、大手ハウスメーカーや工務店の場合、土地が決まっていれば打ち合わせをして着工し、数か月で完成というケースも珍しくありません。

それなのにIRIEさんの場合は、構想から完成まで2年、3年かかることもあるそうです。

「そんなに何をするんですか?」

とお聞きしたところ、

土地探しのお手伝いから始まり、

どんな暮らしをしたいのか。

どんな家に住みたいのか。

何を大切にしたいのか。

そんな話をじっくり重ねていくのだそうです。

どんな家に住みたいですか?

皆さんは、どんな家に住みたいですか?

純和風のサザエさんみたいな家。

西洋のお城みたいな家。

煙突のある家。

スタイリッシュでシンプルなモダン住宅。

中庭のある家。

人によって理想の家は違いますよね。

もちろん建売住宅で理想の家に出会うこともあります。

でも、本当に自分の希望を形にしようと思ったら、丁寧なヒアリングや打ち合わせが欠かせないのだと思います。

IRIE WOOD WORKSさんの家づくりは、まさにそこを大切にしているそうです。

どんな暮らしをしたいのか。

何を大切にしたいのか。

家族とどんな時間を過ごしたいのか。

そんな対話を重ねながら、一緒に家をつくっていく。

だから完成まで2年、3年かかることもあるのだそうです。

ホームページに掲載されている施主さんのインタビューにも出てきますが、来客から

「木の香りがするね」

と言われるそうです。

帰りたくなる家。

一緒につくった愛着のある家。

自分たちの要望が詰まった納得の家。

なんだか素敵ですよね。

これから家を建てたい方へ

「せっかくなら、自分たちの想いが詰まった家にしたい」

そんな方には、IRIE WOOD WORKSさんの家づくりは合うかもしれません。

ホームページやInstagramを見て気になった方は、ぜひ問い合わせてみてください。

静岡県内はもちろん、全国からのご相談にも対応しているそうです。

まとめ

正直なところ、取材前は注文住宅のお話を中心に記事を書こうと思っていました。

実際にお会いしてみると、

思っていた以上に仕事の幅が広くて、

「どこを書けばいいんだろう?」

と、取材が終わった帰り道に悩みました。

ですが、

「今日の取材どうだった?」

と聞かれたら、私はたぶんこう答えると思います。

「加藤さん、すごい人だったよ。」

そして、

「人に恵まれている人だと思った。」

とも。

取材中、何度も「ご縁」という言葉が頭に浮かびました。

もちろん、それは運だけではないと思います。

きっと加藤さん自身が、人とのつながりを大切にしてきたからこそ、そうしたご縁が集まってくるのでしょう。

注文住宅の記事を書こうと思って取材に行ったのですが、気付けば人物紹介の記事のようになってしまいました。

気になった方は、ぜひホームページやInstagramを覗いてみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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島田市の魅力を伝えたい

大井川鉄道、茶畑が広がる風景、きれいな空の下でのんびり過ごせる毎日。
ちょうどいい田舎暮らしがここにはありますね。

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